皆さんこんにちは。うしお回復整体院長の永井です。
かなり久々のブログ更新になってしまいました
さて、本題です。今年の6月に50歳男性の方が来院されました。急に左肩が痛くなり、腕が挙がらずシートベルトを左手で引こうとするも力が入らないという症状でした。
諸々詳しく聞いたところ、肩自体にも原因はありましたが本質的な原因は首回りの神経だと考えました。
というのも、この男性は20年以上前から「首がしんどい時がある。特に目薬を指す時や美容院で椅子に座って頭を洗ってもらう時など上を向くとしんどい」と話されていました。
そして、自身では腕が挙がらないのですが僕が指一本補助をしてあげるだけで、痛みも無くすーっと腕が挙がっていくのです。
また、仰向けで寝てもらい万歳をしてもらうと、補助なしでも完全に腕が挙がります。これは首の神経の圧迫から解放された状態だったので挙がったのでしょう。
この様な症状から判断して本質的な原因は肩ではなく首と判断しました。
神経が原因と判断したので少し時間は掛かるとは思いましたが、1回目の整体で整体前は肩の高さまで挙がらなかったのが(45度くらい)整体後は肩の高さまで(90度)は挙がるようになりました。
そして2回目の時です。腕を挙げてもらったら初回に来てもらった整体前の状態よりも更に腕が挙がらなくなっていました(20度くらいまでしか挙がらない状態)
何故これには原因がありました。実はこの方、整体の他にも病院のリハビリも同時に予約していたのです。
病院は症状から見て50肩と判断して、50肩のリハビリを行ったそうですが「肩は別に大丈夫だったけどリハビリ中は兎に角首がしんどかった」と話します。
その結果、殆ど腕が挙がらなくなったと言う事です。
ここでほぼ確信になりました。これはやはり首が原因だと。僕もたくさんの方を診てきたので分かるのですが、症状から言って50肩では絶対にないと思っていました。50肩の場合、補助をしてあげても痛くて挙げられないですし、仰向けになって万歳しても万歳出来ません。
この方にはリハビリを止めて整体に集中してもらい、5回目まではほぼ毎日来院して頂き、少しずつ腕も挙がるようになっていったので、その後6回目から10回目は間隔を空けていき7月には肩の痛みは無くなりましたが、まだ力が入りずらい状態で8月には力も入るようになり2か月で回復が出来ました。
では、そもそも何故首がしんどくなったのか?
それはやはりこの方の生活習慣にありました。
お風呂はシャワーのみ。枕は首に負担が掛かるような枕。そして在宅ワークではあぐらをかきながらのパソコン作業。
こういった諸々が積み重なって首に負担が掛かったのでしょう。
やはり、完全に治したいと思うなら原因を突き止めて自身の生活習慣を改めることが大事ですね!
The post 急に肩が痛くなり力が入りずらくなった症例 first appeared on うしお回復整体.